2018年2月15日(木)15:50から本校会議室にて学校保健委員会が開催されました。
委員会出席者は内科校医である吉信医師をはじめ、小鳥居学校薬剤師、PTA役員の三枝さん、古屋さん、堀さん、本校教員(教頭、1・2・3学年主任、保健主事、養護教諭)、生徒保健委員(委員長の鈴木さん、金さん)13名で、本校生徒の健康・体力の増進について話し合いを行いました。以下、簡単ですが、会の内容を報告させていただきます。
1.健康面
定期健康診断の結果を養護教諭が説明を行い、その中でも「肥満率」をクローズアップし、保護者から肥満は将来、生活習慣病が心配になるが、学校での取り組みについての質問がありました。
○学校医の指導助言・・・
肥満は重要。子どもの肥満は大人の肥満の前段階。若いから大丈夫ではなく、若いから注意が必要。子どもには小児肥満外来があるが高校生の肥満外来はなく、指導を受ける機会もありません。高度肥満は血液検査をすると内科的異常がみつかりやすいです。食事はコンビニでも、何を食べるか、選び方が大切。学校検診の機会をみて指導していきたいと思います。
2.体力面
新体力テストの結果を体育科より説明。男女とも全国平均を下回っていました。その結果から高校生は面倒くさいなど、真剣に体力テストを行わないのでは?という質問がありました。
生徒から体力テストは部活でのノルマもあったり、友達に負けたくない気持ちもあるのでがんばりました。結果もお互い見せ合うなどし、自分の体力に関心を持っています。
体育科から、生徒達は昨年度のデーターも覚えています。体力テストに対し興味関心がないわけではないと思います。昨年度よりも少しでも結果がよければ満足してしまいますが、少しの進歩でも認め褒めることが大切だと思います。昔に比べ「がんばれ」と言えなくなってきている実情があります。
3.お弁当の日の実施について
昨年度「子どもが作る お弁当の日 提唱者 竹下和男先生」による講演会が行われ、その講演会を機にお弁当の日がスタートしました。今年度も継続し、お弁当の日を学期に1回実施しています。保護者から貧困家庭もあり満足な内容のお弁当を作れない生徒もいると思うが、いじめに発展しないよう先生方にしっかり見守って欲しいという要望も出されました。
自分で、献立を考え調理し詰める・・・大変だなと思いながらも、いつも作ってもらっている親に感謝する気持ちが持てるよう「自分で作るお弁当の日」を来年度も計画したいと思います。
4.学校医、薬剤師からの指導助言
(1)吉信学校医:尿検査は、検査で初めて異常を発見できるので重要な検査です。是非、未受検者がないようにして欲しいと思います。最近話題の「ネット依存症」は大人も子どもも同じです。診察に来る前にネットで調べ、自分で病気を決めつけている患者さんが多いです。情報が溢れている社会なので、自分の生活にどう利用するか家庭の中での教育が大切ではないでしょうか。
(2)小鳥居薬剤師:学校環境衛生検査を行い、空気の検査で二酸化炭素が高かったです。小中学校に比べ体格が大きいので二酸化炭素の排出量が多いため空気も汚れやすいです。しかし、換気を促しても寒いからとなかなか窓をあけないこともありますが休み時間毎に換気を心がけましょう。
照明は職員室が一番暗かったです。LEDに変えたらどうかと思います。
生徒達は測定中に興味を持ち気軽に質問をしてきた様子が嬉しかったです。